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韓国映画 「マイ・ブラザー」 あらすじ&感想

     【制作】2003年

     【出演】ウォンビン
          シン・ハギュン
          キム・ヘスク

     【監督】アン・クォンテ

     【脚本】アン・クォンテ






【あらすじ】

小さな街にある古い写真館。

様々な写真に混ざって、母と二人の幼い兄弟が写った写真が飾られている。

それは特別な記念日のものではないけれど、三人は生きている「証し」と、家族にしか分からない「絆」が 写された大切な1枚だった。

それから10年------。

母はその背中で生きる強さを息子たちに教えていた。

ソンヒョン(シン・ハギュン)とジョンヒョン(ウォンビン)の兄弟は全く対照的な兄弟だった。

歳が離れているものの、高校の同じクラスで学んでいた。

体が弱い兄ソンヒョンは学年のトップの成績で、自らの思いを上手く言葉に出来ない分、体の中から湧き上がる感情を詩に書き綴っていた。

一方の弟ジョンヒョンは、暴れることでしか自分の存在を見つけられない。

そんな二人は歳が離れているものの、高校の同じクラスで学んでいた。

母親は兄ばかりを大切にし、学校では何かにつけて比較される。

ジョンヒョンにはそれが我慢できず、やんちゃな行動がエスカレートしていく。

反対にソンヒョンは、弟の自由な心が眩しくも気がかりであった。

「文芸部に入れば女子高との交流が出来る」と知ったジョンヒョンは、詩に興味などなかったが喜んで 参加することにした。

そこには憧れのミリョン(イ・ボヨン)がいるからだ。

そして、兄もまた彼女に密かな思いを寄せていた。

恋もした、ケンカもした、やがて二人はそれぞれの道を歩み始める。

高校を卒業し、兄はソウル大学医学部に合格、ジョンヒョンは浪人生として予備校通い。

兄の将来を考えた母は長年の金貸し業を辞め、食堂を始めるために不動産屋と契約を交わしていた。

三人の家族は希望を胸に、それぞれの道を歩み始める------。

そんな時、母親が貯めたお金を不動産会社に持ち逃げされてしまう。

母を助けようと、ジョンヒョンは借金取立ての仕事を始めるのだったが、次第に、支えあって生きることの本当の意味を見つけていく・・・。


【感想】  評価★★★☆☆

兄弟愛&家族愛の作品ですが、、全体的に『惜しいデキ』でした。

ドラマチックなストーリーなんですが、ドラマチックさがあと一歩足りません。

そして、感動もあと一歩足りませんでした[バッド(下向き矢印)]

ストーリーの方は。

兄ソンヒョンは、上アゴが二つに割れて生まれて来たので子供時代に手術を受けます。

そのせいで、しゃべることにコンプレックスを持っていました。

そんな兄のことを「ドモリ」と呼ぶ弟ジョンヒョン[たらーっ(汗)]

弟にすっかり見下されてしまっているわ、同じ女性を好きになったものの弟に取られてしまうわで、 なんだか可哀相な兄ソンヒョンなのです。

それでも心優しい兄は弟のことを想っていて、ジョンヒョンがケンカでやられそうになった時に 思わず助けに入るのですが、相手にボコボコにされてしまいます[ふらふら]

そんな二人に向かって母は、「また今度一人が殴られたら、二人で殴り返しなさい。それが兄弟よ。」と言い、兄弟の絆を大切にして欲しいと願っていました。

それなのに弟は、母が食堂を始める為に貯めていたお金を不動産屋に持ち逃げされたことを機に悪の道に進んでしまいます。

これも母親を助けるために始めたことですが、そのせいで知人の親子に暴力を振るうハメになってしまい悲劇を生む原因になってしまうのでした・・・[がく~(落胆した顔)]

とてもとても可哀相な事が起こるのですが・・・。

実は、この作品の一番残念なのはラストでした。

爽やかな終わり方をしているのですが、そんな終わり方は私はどうかと思いました。

悲劇があったら多少時間が経過したとはいえ、その出来事を思い出したら辛い気持ちが蘇ってくると思うのですが、それなのにラストに微笑んじゃうわけでなんですよねぇ・・・[たらーっ(汗)]

そんなの普通じゃありません[ふらふら]

監督は心温まる終わり方をしたかったのでしょうが、これは失敗です[exclamation]

私は違和感残りまくりで、『なんじゃ、この映画[あせあせ(飛び散る汗)]』と思ってしまいました。


【音楽】  評価★★★☆☆

地味といえば地味ですが、全体的に普通です。





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ブログ開設日2010.6.10

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